プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

大成会長汐病院と和解! 賃金未払い、ハラスメント問題などで。社労士による暴行・傷害事件の裁判は続く

大成会長汐病院と和解!
賃金未払い、ハラスメント問題などで
社労士による暴行・傷害事件の裁判は続く


 2024年5月15日、東京地裁にて社会医療法人社団大成会長汐病院)が組合員に対して残業代に掛かる債務不存在確認訴訟を行いこれに当該組合員が反訴する形で闘われていた裁判が和解により終結。当初「1円も払わない」などと発言していた法人側に、しっかりした額の補償をさせ組合員が闘いに勝利した。代理人は旬報法律事務所の鴨田哲郎弁護士、小野山静弁護士。しかしながら、法人の企業統治担当を名乗る社労士が(※稲葉一良書記長たち)団交参加者を暴行した問題については未だ、刑事・民事共に争いが残る。これまでの経過を振り返りたい。
■明確に違法な労務管理を開き直り組合員を訴えた長汐病院
 長汐病院就業規則に始業時刻より前に出勤し準備を終わらせた上で始業時刻にはすぐに働き始めることなどを定めそれに則った労務管理を行っていたにもかかわらず、組合との団体交渉で、これについて何の合理的根拠も示さず「未払い残業代はない」などと開き直り、組合員に対して債務不存在の訴訟を仕掛けてきた。すぐに組合員側も反訴、法廷での闘争が始まった。
■組合を嫌悪し不誠実交渉を行い企業統治担当を名乗る社労士が団交参加者を暴行
 その後、「コロナの特効薬ができるまでは対面で団交しない」などと病院であるにもかかわらず非科学的・不合理な主張を始めオンラインでの団交に固執し、一方的に打ち切ること等を繰り返し実質的な団交拒否を長きにわたって続けてきた長汐病院、書面のやり取りなどで徐々に法人側が追い詰められ対面での団交が開催されることに。
 2023年10月20日の当日には理事は顔を出さず、弁護士と法人の企業統治担当を名乗る社労士の2名で組合事務所へ。社労士が当日朝のブログで予告していたとおり団交開始早々に席を立ち退席。退席しないよう求めた組合員らを激しく暴行した(法人側社労士は書類送検済)。
■暴行を「自作自演」などと強弁し、組合を誹謗中傷
 暴行については、既に組合と共に大成会と佐賀豊社労士に損害賠償を求める裁判が始まり検察の捜査も続いている。法人側は暴行事件を「自作自演」等と発信し続け誹謗中傷を重ね、現在団体交渉を拒否しながらも「徹底的に戦う」などと書面で組合に伝えており全く反省が見られない。暴力と組合潰しに負けず最後まで闘い抜きたい。また、違法な労務管理に苦しむ大成会長汐病院で働く労働者に組合への結集を呼びかけたい。
 稲葉一良(書記長)

※佐賀豊社労士による暴行の映像

youtu.be

【労働相談は】
誰でも1人から加入できる労働組合
プレカリアートユニオン
〒160-0004東京都新宿区四谷4-28-14パレ・ウルー5F
ユニオン運動センター内
TEL03-6273-0699 FAX03-4335-0971
メール info@precariat-union.or.jp
ウェブサイト https://www.precariat-union.or.jp/
ブログ https://precariatunion.hateblo.jp/
Facebook https://www.facebook.com/precariat.union
twitter https://twitter.com/precariatunion
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCAwL8-THt4i8NI5u0y-0FuA/videos
LINE労働相談 https://page.line.me/340sctrx?openQrModal=true