【解決報告&組合員の手記】
認定こども園を不当解雇されプレカリアートユニオンへ
10人が参加し団体交渉。仲間の支えでスムーズに解決
「声を上げる」「仲間とつながる」大切さ実感したMさん
私は認定こども園の給食室で調理員として長年働いてきました。
そんななか、令和6(2024)年度の終わり頃、業務委託の変更を理由に「令和8(2026)年度から勤務できません」と一方的に告げられました。
■いきなりの解雇で頭の中が真っ白に
私以外の調理員はその年いっぱいで退職してしまい、社員は私1人だけどなり令和7(2025)年度をスタートさせました。ところが、6月に入り業務委託を8月からにすることになったので、私の配置転換を検討しているとの話を聞かされました。
後日にまた改めてお話があるとのことでしたが、7月1日に呼び出しがあった時の内容は7月末で解雇ということでした。あまりにも急な通達でした。頭の中が真っ白になり、これからどうすればいいのか分からず、ただ従うしかありませんでした。
私なりに書類の不備の指摘や退職金の上乗せを請求しましたが、回答を得られませんでした。
■納得できなくても闘うすべがなく
納得できない気持ちを抱えながらも、最初は自分1人では何もできませんでした。戦うという術が私にはなかったからです。そんなときに知人の勧めで労働組合の存在を知り、思い切って相談しました。
最初は「私なんかが助けを求めてもいいのだろうか」「状況や気持ちを上手く伝えられるのだろうか」と不安もありましたが、組合の皆さんが親身に話を聞いてくださり、私の気持ちを丁寧に受け止めてくれたので心が軽くなりました。
■10人が参加した団体交渉
初めての団体交渉の際は私を含め10人と多くの方に参加していだだき、皆さんがいてくださったおかげで自分の主張もできました。
団体交渉後も、組合の方々が私の代わりに声を上げて粘り強く交渉を続けてくださったおかげで、私は安心して見守ることができました。
何も分からず不安な中でも、「自分は1人ではない」と思えたことが何よりも心強かったです。
■解決金などの支払いを得て解決
そしてこの度、話し合いの末に「和解退職」というかたちで解決に至りました。
和解金と未払い残業代も支払われることになり、ようやく気持ちに区切りをつけることができました。
私のケースは他の組合員の方々に比べて比較的スムーズに進んだと聞いていますが、それでも私にとっては長く苦しい時間でした。
でもあの時、組合に相談していなければ、今も悔しい気持ちと不安な気持ちの中にいたままだったと思います。
■組合の仲間がいたからこそできた
今回の経験を通して、「声を上げること」「仲間とつながること」の大切さを実感しました。
1人では決してできなかったことが、組合の皆さんとともに歩むことで現実になりました。
この経験を、今後の人生の支えにしていきたいと思います。
一歩を踏み出して本当によかったです。
組合員の皆さんには心よりお礼を申し上げます。
M(組合員)
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